耳鳴り TRT療法

TRT療法は1980年代後半にアメリカのジャストレボフ博士が開した治療法です。
特徴は、耳鳴りの音をあたかも冷蔵庫のファンの音のように、 気にならないものとして順応させようということです。

TRT療法はカウンセリングと音治療から成り立ちます。
カウンセリングでは、耳鳴りのメカニズムをきちんと説明して、 耳鳴りに対する患者の誤解を解くことが求められます。

つまり、耳鳴りという敵のことをよく知って、十分な対策を医師と一体になって立てようという作業です。
音治療では、サウンド・ジェネレーターという患者の耳鳴りに近い音を出す機械を装着します。
これは耳掛け式補聴器くらいの大きさで、 従来のマスカー療法のように耳鳴りを治療音で消してしまおうというものではなく、 治療音も耳鳴りも聞こえる程度に覆い隠す機械です。

1日6?8耳管の使用で耳鳴りを意識することが減ってくるという報告があります。

耳の病気












耳鳴り TRT療法2

TRT療法を始めても、すぐに症状が改善されるわけではありませんが、 それでも3ヶ月から半年以内には改善が見られ、 1年70?80%の人が改善されたと感じるようです。

個人差があるので、改善の実感の度合いはさまざまですが、 前より悪くなったという患者は少ないとされています。

この治療法は、耳鳴りに悩む人には大きな福音となりましたが、治療に不向きな人もいることは事実なのです。

1. 耳鳴りを完全に止めてほしい人

2. 医師の話を聞かない、理解しない、信用しない人

3. サウンド・ジェネレーターが高価な機械(6万円以上)のため、「自分さえ我慢すれば」と考える人

こうした人々には、TRT療法を正しく理解し、 医師に相談することを勧めます。

耳鳴りを消してしまう治療法ではないのですが、明らかに改善が期待される方法です。

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