犬の耳疥癬

耳疥癬はダニによって引き起こされます。
ダニが寄生すると耳の中に黒っぽくて悪臭のする耳垢がたまります。
耳垢を綿棒などで取って、黒い紙の上に置いてみると、白っぽいダニが動き回っているのが見えます。

このダニは耳垢を食べるダニで、ミミヒゼンダニと呼ばれ、外耳道の皮膚に寄生して繁殖します。
ダニが寄生すると、犬はひどくかゆがります。

いつもより耳のうしろをひどく掻くようなそぶりを見せたら、早めに獣医師に診察してもらいましょう。
治療は、耳垢をきれいに取って、殺虫剤を使ってダニを駆除します。

でも、これで駆除できるのは成虫だけなのです。
卵は駆除できないので、孵化するのを待って、再度殺虫剤 を使います。
1週間に2?3回は駆除しないと、よくなりません。
日頃から犬の動作を注意して見ている必要があります。

耳の病気












犬の内耳炎

内耳炎は、外耳炎、または内耳炎が拡大によって発病しますが、原因不明の場合も多くあります。
特徴的な症状があまりないので、中耳炎との区別は難しい病気です。

症状は、内耳のどのあたりに炎症が起きているかによって違ってきます。
炎症によって蝸牛神経がおかされると、難聴になって声をかけても反応しなくなります。

一方、前庭神経がおかされると体の平衡感覚がなくなって、まっすぐ歩けなくなり、 悪くなった耳の方向に円を描くように歩きます。

同時に眼球も左右に揺れます。
症状が悪化すると歩けなくなり、横になってゴロゴロと転がります。
治療は、抗生物質や消炎剤を投与して、局所の洗浄をします。
三半規管の傷害がひどい場合は、症状の改善は困難です。
耳道の切開手術をすると、炎症を起こしている部位に直接治療をすることが可能になります。

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