滲出性中耳炎 1

中耳炎の中でもやっかいなのが、滲出性中耳炎です。
この病気は、鼓膜の奥に液体がたまるもので、液体はさらさらしたものからねばりのあるものまであって、 浸出液と呼ばれます。

中耳とは鼓膜から内耳までの間のことで、小さな空間になっていて、中耳腔といいます。
中耳腔に液体がたまると、外耳から入ってきた音が内耳へ伝わりにくくなって、聞こえが悪くなります。
山に登ったり、高層ビルのエレベーターで 急激に高いところへ上がったり、飛行機が離陸して上昇するときなどに、 耳が詰まったような感じになったことがあるでしょう。

滲出性中耳炎の患者さんもこれと似たような症状を訴えることが多く見られます。
大人の場合はさらに、耳栓をしているようだとか、自分の声が耳に強く響くとか、 耳の中がガサガサするといった症状があるのが特徴です。

滲出性中耳炎は、最近、子どもに多く見られますが、 子どもは大人のように自分の症状をうまく他人に伝えることができません。

それでは、周囲の大人はどんなことに注意すれば良いのでしょう?

耳の病気












滲出性中耳炎 2

子どもに起こる難聴の多くは、滲出性中耳炎によるものです。
子どもは大人と違って自分の症状を上手に人に伝えることができません。
このことが病気の早期発見を難しくしているのですが、
周囲の大人は子どもが発するサインを見逃さないようにしなければなりません。
もし、つぎのようなことがあったら、滲出性中耳炎を疑ってください。

1.テレビの音を大きくしたがる。おしゃべりの声が大きい。 呼んでも返事をしない。 電話で相手の言っていることがわからない。

2.よく耳をさわる。

3.以前に中耳炎にかかり、長引いている。

以上は、家庭でもすぐにわかるサインです。
また、子どもの前で紙をクシャクシャと丸めたり、指をこすり合わせたりして、 その音がどこから聞こえてくるかを当てさせると、子どもの耳の聞こえが悪くないかの判定ができます。

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